【Ep.1】いざ、マルタへ!成田空港のドキドキ体験
- 山村 一颯
- 2月11日
- 読了時間: 3分
【NRT】成田国際空港(Narita International Airport)

スーツケースを引きながら、いつもより少しワクワクした気持ちで電車に乗り込む。
行き先は 成田空港。
羽田発の便もあったが、航空券が5,000円ほど安かったので成田を選んだ。
浮いたお金で、現地で美味しいものでも食べようと考えながら電車に揺られる。
1時間半の移動中、ふと「本当にマルタへ行くんだ」と実感が湧いてきた。
夢のような話が、いよいよ現実になる。
だが、その前に超えなければならない関門があった。
②PCR検査🧪

空港に到着し、まず向かったのはPCR検査場。
2022年2月当時、海外留学にはPCR検査の陰性証明が必須だった。
係員に案内され、鼻に綿棒をグイッと入れられる。
この瞬間がとにかく 嫌 だったが、「マルタの青い海が待っている…!」と自分に言い聞かせて耐えた。
涙目になりながら、検査を終える。
さて、あとは結果を待つだけだ。
③検査結果を待つ📝

検査結果が出るまで 2時間。
せっかくなので、空港内を探索することにした。
免税店を覗いたり、飛行機が離陸していく様子を眺めたり…。
どこかへ旅立つ人々を見ていると、不思議と自分も冒険者になったような気分になる。
だが、心の中は ドキドキの嵐。
「万が一陽性だったらどうしよう…?」
そんな不安を紛らわせるため、日本での最後の食事を楽しむことにした。
注文したのは そば。
出汁の香りがたまらなく、ひと口すすると「これぞ日本の味!」としみじみ感じた。
今でも、あの味ははっきりと思い出せる。
④検査結果を受け取る

検査場へ戻り、結果を受け取る。
陰性。
ホッと胸をなでおろした瞬間、体の力が一気に抜けた。英語では「Negative」だが、心の
中は ポジティブ 100%だった。
これでマルタへの道が開かれた!
次は チェックイン へ向かう。
⑤チェックイン🏷

チェックインカウンターを見つけ、列に並ぶ。
だが、今回の旅は ドバイ乗り換え。
乗り換えなんて初めてで、何をどうすればいいのかわからない…。
不安になり、フロントのお姉さんに次々と質問する。
「乗り換えってどうするんですか?」「チケットはこのままで大丈夫?」
しかし、彼女は嫌な顔ひとつせず、笑顔で丁寧に答えてくれた。
本当に 助かった。
「ありがとうございました!」と深くお辞儀をして、チェックイン完了。
⑥手荷物検査

次は 手荷物検査。
荷物をトレーに乗せ、ゲートをくぐる。
無事に通過…と思いきや、 ピーッ!
一瞬、心臓が止まるかと思ったが、原因は ベルト だった。
「あ、すみません!」と慌てて外し、再検査。
やれやれ、ちょっとしたアクシデントはあったが、これで無事に出国ゲートへ進める。
⑦搭乗

今回のフライトは エミレーツ航空×JAL の連携便。
「エミレーツはサービスがすごい」
と聞いていたが、実際に乗り込むと…
豪華…!
シートの質感、照明の落ち着いた雰囲気、CAの洗練された接客。
まるで高級ホテルのような空間が広がっていた。
期待に胸を膨らませながら、いよいよ飛行機は滑走路へ。
⑧🇯🇵成田空港発 2022.2.19 22:30

エンジン音が響き、機体がゆっくりと動き出す。
窓の外を見ると、成田の夜景が遠ざかっていく。
「本当に旅が始まったんだ」
感慨にふける間もなく、機内食が運ばれてくる。
なんと 3回 も食事が出るらしい。
どれも美味しく、特に マンゴージュース は絶品だった。
まるで完熟マンゴーをそのまま飲んでいるような濃厚さ。
こうして、マルタへの 長い空の旅 が始まった。
これからどんな出会いが待っているのだろう?
期待と不安を胸に、僕は機内の座席に身を沈めた。